「タスク管理が苦手」は、能力の問題だけじゃない

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「タスク管理が苦手」は、能力の問題だけじゃない

―人が育つチームは、なぜ強いのか―

「タスク管理が得意な人/苦手な人がいる」
職場ではよく聞く言葉です。

でも私は、タスク管理の得意・不得意を個人の能力だけで説明しきるのは、もったいないと思っています。
それは、その人の性格やスキルの差だけでなく、経験の積み方や、任され方、相談のされ方に大きく左右されるからです。

今日は、チームを強くするための「人の育ち方」の話をします。

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スキルマップ画面

判断軸は、経験の中でしか育たない

どんな仕事も、最初は正直「わからないことだらけ」です。
やり方や優先順位、どこまでやれば合格なのか。
頭では理解できても、なかなか腹落ちしないものです。

だから人は現場で、

  • 小さな失敗をする
  • 軌道修正する
  • うまくいった手応えを得る
  • また別の局面で迷う

こうした経験を繰り返しながら、自分なりの判断軸をつくっていきます。

タスク管理がうまい人というのは、
「もともと能力が高い人」というより、
判断軸が育つ経験をきちんと踏んできた人なのだと思います。

逆に言えば、判断軸が育つ機会が少なければ、誰でもタスク管理は苦手になります。

「任される」は、能力評価よりも“つながりの実感”

任されることが増えると、人は単純にうれしくなります。
これは、仕事の内容に関係なく起きる感情ではないでしょうか。

なぜなら、「任される」という行為には、

  • 信頼されたという実感
  • 役に立てているという居場所の実感
  • チームの一員として認められたという実感

が含まれているからです。

「あなたに頼みたい」
「あなたが必要です」

任せるという行動そのものが、こうしたメッセージを伝えています。
つまり任されることは、チームとのつながりを感じる瞬間でもあるのです。

後輩が育つチームは、「任された」と「相談した」がセットになっている

チームの力を最大化したいのであれば、
メンバーが成長を実感できる場面を増やす必要があります。

その中核になるのが、次の2つです。

  1. 「任された」と感じられること
  2. 「相談することで、自分の課題が明確になること」

任されることで、人は一歩前に出ます。
しかし、任されっぱなしの状態が続くと、不安や混乱が増えてしまいます。

そこで「相談」が入ると、

  • 何ができているのか
  • 何が足りていないのか
  • 何を優先すべきか
  • どこにリスクがあるのか

こうした点を一緒に整理できます。

私は、相談は甘えではなく「課題を言語化するための技術」だと考えています。

任される → 相談する → 課題が見える → 修正する → できるようになる
この循環が回り始めると、人は一気に成長していきます。

任される → 相談する → 課題が見える → 修正する → できるようになるのイメージ図

人が育たないチームは、決して強くならない

チームが強いというのは、
「今いるメンバーが優秀」であることだけでは成立しません。

仕事は必ず変わりますし、
環境や顧客、求められる価値も常に更新されていくからです。

そのときに必要なのは、
チームが成長し続ける仕組みを持っているかどうかです。

  • 任せる文化がある
  • 相談できる空気がある
  • 失敗が学びに変換される
  • 経験が判断軸として蓄積される

こうした土壌があるチームでは、人が育ちます。
そして、人が育つからこそ、チームは強くなります。

反対に、人が育たないチームは、
どれだけ今の成果が良くても、いずれ伸び悩みます。
属人化が進み、挑戦が止まり、変化に弱くなってしまいます。

だから、タスク管理の話は“育成の話”でもある

タスク管理が苦手な人を見ると、
つい「管理能力が低い」と片づけてしまいがちです。

しかし本当は、

  • どんな経験を積んできたのか
  • どのように仕事を任されてきたのか
  • 相談できる関係性があるのか
  • 判断軸が育つ環境にいたのか

こうした点を見るほうが、解決に近づきます。

タスク管理は、確かに能力の側面もあります。
ただそれ以上に、チームの育て方の結果として表れることが多いと感じています。

タスクを任せるイメージ図

おわりに:任せる、相談できる、育つ。これがチームの強さ

任せることは、信頼を渡すこと。
相談することは、課題を言語化すること。
課題が見えるから、成長が起きる。

そして、成長が起きるチームだけが、強くなる。

もし今、あなたのチームに
「人が育たない」
「タスク管理がうまく回らない」
という空気を感じているなら、

それは個人の能力を責める前に、
任され方や相談の仕組みを見直すサインかもしれません。

人は、任されたときに前に出て、
相談できたときに大きく伸びます。

私はそう信じていますし、そういうチームを増やしていきたいと考えています。

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この記事を書いた人

岩谷 真意のプロフィール画像

アステッキホールディングス株式会社|代表取締役COO 岩谷 真意

看護師として約20年の臨床経験を積んだ後、専門職が活躍できる環境づくりを志してアステッキホールディングス株式会社に参画。2022年に取締役COOに就任し、2024年より代表取締役COOを務めている。

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アステッキホールディングス株式会社|代表取締役COO 岩谷 真意

看護師として約20年の臨床経験を積んだ後、専門職が活躍できる環境づくりを志してアステッキホールディングス株式会社に参画。2022年に取締役COOに就任し、2024年より代表取締役COOを務めている。

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