粗利の見える化で赤字を防ぐ|固定費に飲み込まれない経営術

  • 経営
粗利の見える化で赤字を防ぐ!

「売上は出ているのに利益が残らない」「感覚では儲かっているはずなのにキャッシュが足りない」――
こうした悩みを抱える中小企業の経営者は少なくありません。
その根本原因として、粗利の“甘さ”と固定費の“見えない重さ”が潜んでいます。
本記事では、粗利の見える化固定費コントロールをセットでとらえる視点から、赤字を防ぎ、利益率を引き上げるための実践的な方法を解説します。

オフィスドッグは、圧倒的な『見える化』で
業務とコストを正確に把握

誰が、何に、どれだけの時間を使っているのか。感覚的だった業務実態をデータで可視化。ムリ・ムダ・ムラをなくし、生産性の高いチームを創ります。

見える化イメージ

1. 見える化されていない“見えないコスト”が利益を食いつぶす

1-1. 売上があっても利益が残らない理由

・粗利 = 売上 − 原価。これだけなら簡単ですが、問題は「原価」の中身が曖昧である点です。

・製造業では材料費・加工費が原価に入りやすいですが、非製造業(サービス業やコンサル業など)では、スタッフの作業時間、部門ごとのリソース配分、顧客別の稼働実績などが“なんとなく”販管費に回ってしまうため、実際には多くの人件費が原価に含まれず、“粗利が高く見える虚像”をつくってしまうのです。

1-2. 粗利の構造を6段階で分解する意味

粗利を「ただの売上 − 原価」だけで扱うのではなく、次のように分解して見える化することで改善の入口が明確になります。

  1. 売上
  2. 直接原価(材料費、外注費など)
  3. システム手数料
  4. 間接原価(事務部門、間接作業など)
  5. 広告費
  6. 最終的な人件費

この中で特に「人件費」を原価に含めて可視化できれば、利益を食いつぶしている部分を的確に把握できるようになります。

2. 赤字の本質は「固定費」にあり

赤字が「変動費(原価)」によって起きることは稀で、多くの場合、固定費(家賃・人件費・管理部門コスト等)が利益を圧迫します。
しかし、なぜその固定費を削れないか?
それは、「どの業務/どの事業が利益を生んでいるか」「どこが赤字を出しているか」が見えていないからです。
可視化できれば、次のような戦略的な判断が可能になります。

  • 採算の取れない商品・サービスの整理
  • 非効率な案件や部門からの撤退
  • 利益を生む業務へのリソース再配置

その結果、固定費に飲まれない「強い体質」に変わることができます。

3. オフィスドックで「見えないコスト」をあぶり出す

オフィスドッグの見える化

ここで登場するのが、オフィスドックというツール。
このツールを使えば次のような見える化が可能となります。

  • 各スタッフの1日の業務内容と稼働時間を記録
  • プロジェクト・クライアント・部門別にタグをつけて集計
  • かかった時間をベースにした人件費を正確に数値化

こうして、人件費を原価に組み込み、粗利を構造化できるようになります。
また、粗利を上記6段階に分解したうえで、どこで利益が消えているかが“手に取るようにわかる”ようになるのです。

4. “利益率5%アップ”は決して夢ではない

数値化された可視化をもとに戦略を打てば、感覚頼みではなく「再現性のある利益改善」が可能になります。
実際、オフィスドック導入企業では、粗利率が5%以上改善した事例も出ています。
「粗利の精度」を高め、「固定費構造」にメスを入れる――
それだけで経営体質は自然と引き締まっていきます。

5. 経営者の最も重要な仕事は“見えないコストを見える化する”こと

価格を上げるのは難しい。
売上を倍にするのも容易ではありません。

しかし、利益構造の見直しは、今日からでも始められる経営改革です。
経営とは、“やらないことを決める”ことでもあります。

その判断をサポートするのが、正確な粗利
そして、それを可視化するのが、オフィスドックなのです。赤字は固定費がつくる。
粗利の精度がそれを防ぐ。
今こそ、経営を“数字で守る”仕組みを始めましょう。

カテゴリー
マイルくん

お問い合わせは
こちらから

オフィスドックについての
詳細情報をお求めの方は、ぜひご連絡ください。